金属の「加工」って?
鉄ってめっちゃ固いやん!!!金属の加工ってどうするの?
そんなときにはこれを!!!
チャラチャチャッチャチャーン!!!(ドラえもんかいっ!!)
って何も出て来ないのですが(笑)
はい、ということで金属の加工にはどんな方法があるのか?ご紹介したいと思います。
切削加工、研削加工、放電加工、レーザー加工、プレス、曲げ、溶接、金属造形、、、
こんなところですかね。
では、
切削加工

金属加工の分野ではもっとも広く使われている方法です。名前のとおり削ります。切削工具としてドリルやエンドミル、バイトを使って加工します。切削加工は切削工具または加工物が回転することで加工できます。
どんな機械で加工しているのか?
・フライス盤
・ボール盤
・旋盤
これにNCが搭載されているのがマシニングセンターやNC旋盤、複合機があります。現在の製造現場はCAD・CAMを使ってNC機で加工するのが主流ですね。
あと、電動ドリルも切削加工していますね。
研削加工

こちらも金属加工の分野でよく使われています。こちらは砥石を使って加工します。切削が削るイメージですがこちらは磨くイメージです。ですので切削で加工したものよりも表面の仕上がりキレイになります。ただ、切削のようにたくさん削れないので加工時間がかかるので仕上げ加工に向いています。
どんな機械で加工しているのか?
・平面研削盤
・成形研削盤
・円筒研削盤
・治具研削盤
電動のリューターも研削の一種ですね。
放電加工

こちらは電気の力使って加工します。放電加工には型彫り放電とワイヤー放電があります。型彫り放電は電極と呼ばれるもの電気を流し加工物に電極の形を転写させます。加工時間がかかるので切削加工できない場合に用いられることが多いです。ワイヤー放電はワイヤー線に電気を流して加します。レーザー加工と同じように平面に描かれた曲線にそって加工しますが厚みがあるものでも加工できます。
どんな機械で加工しているのか?
・型彫り放電加工機
・ワイヤー放電加工機
・細穴放電加工機
ドリル折れをとる簡易的な放電加工機もあります。
レーザー加工

平面に描かれた曲線に沿って加工します。薄板を切り抜くのに用いられます。厚みがあるものには向いていません。
プレス、曲げ

薄板を曲げたり、パンチで穴を空けたりします。金型を使って加工することが多いですが複雑な形状になれば加工を何工程かに分けて加工しますが、順送金型といってすべて一つの金型で行うこともあります。
溶接

こちらは部品と部品を接合するのに使われます。また部品の破損があった場合の補修にも使われたりします。アーク溶接、レーザー溶接等あります。
金属造形

こちらは近年少しづつではありますが広まってきている、金属を加工するのではなく盛っていく手法になります。3Dプリンターの金属版と思って頂ければ間違いないです。今までは物理的に不可能であった形状など形成することが可能で生産現場の効率化を図る新しい技術として注目されています。
以上、加工方法もいろんな種類があるんですね。
これ以外にもまだまだいっぱい加工方法がありますが機会があればぜひ一度体験してみて下さい。